『兵士である前に人間であれ-反基地・戦争責任・教会-』

兵士である前に人間であったら、軍隊は成り立たない。だから徹底的に弾圧された。しかし、ベトナム戦争時、岩国では「人間であれ」と自らに言い聞かせて米軍海兵隊兵士が反戦活動をした。私は当時、基地の街で牧師をしていて、彼らの活動にお付き合いをした。その当時のエッセイが第一部。40年を経た今、読んでみて意外と新鮮なのは、政府が集団的自衛権行使容認に踏み切った状況だからである。「国家」と最後に対峙するのは裸の「人間の魂」である。戦後キリスト教を生きてきて、そこを突き詰めるためにも「戦争責任」「沖縄との関わり」を第二部で論じた。この本で隠れた仲間と出会えればとの思いを深くする。

柏木義円を辺野古から読む 

柏木義円。1860生、越後三島郡与板西光寺住職柏木円楽・やうの長男。星野塾から新潟及び東京師範で学ぶ。群馬県細野西小学校長。「神仏基合同講演会」で安中教会員根岸小彌太、牧師海老名弾正を知り、受洗。学資が続かず一度中途退学した、同志社普通学校に再入学。新島襄に認められ、同志社予備校主任。淡路の人、平瀬かや子と結婚。同志社在職10年。安中教会牧師在職38年。

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新刊『聖書の風景 小磯良平の聖書挿絵』

岩井健作著 2018年3月31日発行 本体2500円+税   新教出版社

(帯より)聖書から挿絵へ、挿絵から聖書へ

日本を代表する洋画家小磯良平(1903-1988)が、日本聖書協会から委嘱され口語訳聖書のために書き下ろした32枚の聖書挿絵。生前の小磯と親しく接していた著者が、画家の人生行路と重ねつつ、1枚1枚の挿絵を読み解いていく。はたして画家は聖書から何を読み取ったのか。

(「ゲッセマネの祈り」の解説より)

この絵が持つメッセージは何であろうか。私は、「人間イエス」が「独りである」というところに焦点を絞って受け取りたい。イエスが「独りである」というのは、聖書の強力なメッセージである。祈りにおいてこそ深い意味で「独りになる勇気」を持ち得るということは、私たちに与えられた恵みなのである。

ご購入は こちら(新教出版社サイト)から

米軍基地のある国は独立国か ➖ 岩国そして沖縄の現実

  1. 私は山口県の岩国に「牧師」として13年間在住しました。岩国には三つの顔があります。一つは、古い城下町の顔です。錦帯橋という有名な橋がある観光地です。 もう一つは工業都市の顔です。帝国人絹、東洋紡、三井石油、山陽パルプなどの大工場が並んでいます。三番目は、米軍基地の街です。米軍の海兵隊基地です。ベトナム戦争の時にはここから米軍はベトナムの爆撃に出撃しました。 その時に、様々な活動をしたことや体験したことなどを、一冊の本に纏めました。『兵士である前に人間であれー反基地・戦争責任・教会』です。その表紙には錦帯橋のスケッチを画きました。基地の街では、いろいろなことを経験しました。

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