「教会と聖書」21号(2002年5月16日発行)所収
(神戸教会牧師を退任して1ヶ月、健作さん68歳)
「イスラエルの戦車に石を投げるパレスチナの子供たち=AP」。
1月3日の「朝日」の報道写真だ。
村上宏一氏(中東アフリカ総局長)は、「ニューヨークの破壊」の一時性と局地性に対して、イスラエル軍の「パレスチナへの破壊」の積年の総和の長期・広範と理不尽を、そして他民族を力で押さえ付けることの無理を訴える。
同じ誌面で高成田亨氏(アメリカ総局長)のアメリカの「野望と忍耐の狭間で」の描写と自制への示唆が目を惹く。
アフガニスタンの人々への支援の、またその根源にパレスチナへの祈りと関わりが今こそ大事であることを「日本の教会」は忘れてはならない。
エルサレムのアラブ人地区で描いた一枚のスケッチに、今の現地を想像すると、絶句する。
(サイト記)スケッチ画の執筆は「1993.8.13」のサインが残っています。1993年の旅は会報に「霧のナザレ」として掲載。