被造物の苦しみ(1976)

1976年8月1日 平和聖日 岩国教会週報
「先週の説教より」ローマ8:18-25

(岩国教会牧師12年、健作さん43歳)

被造物全体が、今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けている(ローマ8:22)

 「今の時」をどう捉えていくのかは、その人の人生態度の根本に関わっている。パウロは「今は恵みの時」(コリント第二 6:2)また「今の時に…神みずからが義となり」(ローマ3:26)と云って、今の時を、神の恵みや義とのつながりで捉えている。私たちが努力してゆけば、やがて道が開けるとか、底知れないほどに暗い時とは決して捉えていない。しかし、それでいて「わたしは思う。今のこの時の苦しみは…」(18節)と、私たちの生きている歴史の苦しみを身に覚え、また「救い」への望みをもって耐えている(24-25節)。その耐える姿は「うめき」(受け身の苦しみではなく、新しいものを産み出す苦しみ)と云われている。指先の傷が身体全体と生活全体の痛みとしてつながっているように、神の御旨のもとにある全被造物のうめきが問題になっている。私たちは、自分たちが感じる主観的な苦しみを苦しむことはできるけれども、それが被造物全体の「うめき」につながっているだろうか。高度経済成長下の公害による自然破壊やカドミウム汚染米の問題には、被造物のうめきがある。聖書の示す救いが、人間の精神や気分や観念の問題ではなく、身体を含めた被造物全体の問題であることだけは知っておきたい。

(1976年7月25日 岩国教会説教 岩井健作)


(報告欄より)
 共同の祈り「在韓原爆被爆者のために」
 礼拝後、8月長老会、街頭募金「原爆被爆者老人のため、清鈴園を支えるために」岩国駅前までマイクロバス、午後3時教会発。
 早天聖書輪読会(青年会)2日(月)〜7日(土)まで6日連日、朝6時半より。
 NCC岩国兵士センター現地運営委員会 2日(月)
 牧師在宅日 3日(火)
 祈祷会・聖書研究会 4日(水)
 教区常置委員会 5日(木)広島出張

 幼稚園年少組夏期保育 2日(月)・3日(火)
 山口東分区CS夏期学校 5日(木)・6日(金)於岩国教会

 平和聖日献金のお願い
 韓国民主化闘争の拘束者釈放要請署名 53名(継続中)
 亀の里ワークキャンプ 13日〜15日
 CS中学生キャンプ、夏期教会全体研修会等、案内。


BOX-1. 岩国教会所蔵史料

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