1976年8月8日 岩国教会週報、ルカ4:16-22
「先週(平和聖日)の説教より」
(岩国教会牧師12年、健作さん43歳)
貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために…主はわたしをつかわして(ルカ4:18)
聖書の言葉は読まれる状況で響きが異なる。ルカ4:18が韓国キリスト教協議会の「人権宣言」(1973年)の文脈に入る時、「主につかわされる者」としての彼らとは程遠い地点に私たち日本人キリスト者の姿を見る。ソウルの人口六百万人のうち、二百万人に及ぶとも言われる貧困層(スラム)への伝道に立つ教会が、いまや独裁政権の弾圧の標的となっている。この現実を前にするとき、荒い言い方ではあるが、その体制を支える日本経済と無関係ではいられない私たちの責任も、覆い隠すことはできない。相手の立場に立つということは、自分の罪の自覚を神の前に持ち、その上で神みずからの贖いの赦しを信じて立つという、内的戦いを抜きにしてはあり得ない。平和聖日はその意味では、交読文で詠んだ詩篇130篇の「深き淵より」主に呼ばわり、その赦しを信じ、「主によって望みをいだく」日である。抽象的な平和を思いみる日としてでなく、貧しき者につかわされている者の側にどれだけ立てるかが問題となる日である。原爆の被災図と南京大虐殺の図とを共に並べて画いたという丸木位里・俊夫妻の心境を大切にしたい。
(1976年8月1日 平和聖日説教 岩井健作)
(報告欄より)
礼拝後、中学生キャンプ準備会、教区戦没者記念礼拝 午後3時、於広島牛田教会、岩国教会に戻って夕礼拝。
西中国教区社会事業団 亀の里委員会 9日(月)
牧師在宅日 10日(火)
山口東分区中学生キャンプ 11日(水)〜13日(金)於大島教会
祈祷会は中学生キャンプのため休会。
前週平和聖日の街頭募金、参加者9名(岩国教会6名、岩国東教会3名)
韓国「民主救国宣言」拘束者釈放要請署名 6名追加(累計59名)
早朝聖書輪読会(2日〜7日)詩篇87〜150篇、参加者平均6名。


