牧会祈祷(2011.10 東日本大震災から半年 )

2011.10.2、明治学院教会礼拝、東日本大震災から半年

(明治学院教会牧師、健作さん78歳)

天地の創り主、主イエスの父なる神

 今朝もこのように兄弟姉妹と共にこの礼拝堂に集い、礼拝を捧げることを、喜びをもって感謝いたします。

 一週間の諸々の出来事の波間にあって、心の動揺を静めることの出来なかった私たちに「静まって、わたしこそ神であることを知れ」とイザヤ書の言葉をもって招き、また「すべて重荷を負って苦労している者は、わたしのもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう」との約束をもって、わたしたちをこの場所に導かれました。

 わたしたちは、その招きと約束を信じてここに集っています。どうかこの礼拝を通じて、私たちの生き方を、あなたの前に整え、イエスの生涯に倣って、恵みの内にある者の自覚をもって、生き続ける力と勇気を、お与えください。

 私たちは、一人一人が、抜き差しならない人間関係のなかに置かれています。助けられたり、支えられたり、さらには、聖書が「贖い」という言葉をもってしか示すことが出来ない、神の愛を奥底に秘めた、深い愛の関係によって、生かされています。愚かで心鈍いために、その愛の支えさえ気づかないままのことがあります。私たちの生存の底には、あなたの愛と赦しのあることを、そして主イエスがその生涯をもって、その真実を示されたことを、信じる者とさせてください。

 神様、震災の傷跡がいよいよ深くなっています。放射能汚染で生活を根底から奪われた人達、仕事を失ってその日その日の生活に不安を抱く人達を守ってください。痛みや矛盾が最も弱いところに現れているように思えます。遅々として政治の施策がその痛める者には進んでいません。私たちには見えない困窮者への励ましを祈ります。

 今日もたれる聖餐式のうえに、礼拝後の役員会のうえに、祝福をお与えください。

 この集会を担う奉仕者、陰の働きを祝福してください。

 礼拝に集えない高齢者の兄弟姉妹、病の床にある者、その家族をお守りください。家族を天に送り悲しみのうちにある者の上に、特別に天来の慰めをお与え下さい。求道の志を持つ者を導いて下さい。初めて教会の礼拝を訪れる兄弟姉妹を祝福して下さい。

 一人一人の携えてきた祈りを、受け入れてください。それらの祈りと共に、この祈りを、イエスのみ名を通して祈ります。アーメン。

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