牧会祈祷(1999)

1999.2.14 神戸教会礼拝

(健作さん65歳)

 天の父なる神様

 新しい日曜日の朝、兄弟姉妹相ともに集って、主日の礼拝を守ことができて感謝致します。この礼拝を終わりまで主の導きにより守らせて下さい。

 一週間の生活で神のみ旨にそぐわない事を、心に宿しまた行って来ましたことをみ前に深く懺悔いたします。自己主張や自己顕示が先に立ち、隣人の存在をあるがままに受け止めつつ、ともに生きることの難しさや厳しさのなかで、神に助けを乞うまでに至らないで、信仰の破れにすら気がつかないで日々を送ってきました。

「神の求めたもう供え物は砕けたる魂なり、神よ、汝は砕けたる悔いし心を軽しめたもうまじ」とあります。今ここで、いまひとたび神の愛と赦しを信じる事により、砕けた魂を取り戻させて下さい。

 讃美歌を声高らかに歌う事は、私たちの大きな力であり、慰めです。歌う事を通して私たちの信仰を養ってください。

 今日この礼拝に席を同じくして出る事ができなかった兄弟姉妹があります。ある者は、人生のよんどころなき務めに携わっています。ある者は、高齢でありまた病に伏せています。ある者は、当面の問題におわれて、心が塞ぎ、神に真むかう力をそがれています。しかし主よ、「我が魂よ、主をほめまつれ、そのすべての恵みを忘れるなかれ」とあるように、どこにいても、どんな時にも、主をほめたたえる心を呼び覚ましてください。

 神様、先週は2月11日を覚えました。国は「建国記念の日」と定め、古い国家主義の祭典を然ととどめ置こうとしています。私たち日本キリスト教団では、第二次大戦下の苦い体験に基づき、この日を「信教の自由を守る日」として、憲法の大切な条項である思想や信教の自由、また戦争に協力をしない生き方について考えてきました。今年はとくにいま火急な問題になっている「日米安全保障条約」の「新ガイドライン」関連の法案について学びを集中して、沢山の地域で集会が開かれました。この事が、私たちの国の歴史でどんなに大事な事であるかをどうか悟らせてください。

 年度末となり教会の今年度のいとなみを、それぞれにまとめる時にきています。この礼拝後、たくさんの委員会があります。どうかそれぞれの担い手を祝福して、その働きを神のみ栄を現すものとしてください。

 初めて礼拝に出席した人たちをとくに顧み、人の知恵によらない神の恵みが与えられますように。

 集う者一人一人が携えてきた祈りを受け入れて下さい。

 この祈りを主イエスのみ名により祈ります。アーメン