祈祷(沖縄・ゴスペルの集い)

日時は現在不明、沖縄の米軍基地前で讃美歌を歌う「ゴスペルの集い」に想いを寄せて

天地の創り主、主イエスの父なる神

 沖縄が負わされている歴史と現実の不条理を覚えつつ、「ゴスペルの集い」がこの夕べもまた続けられていることを深い主の導きと感謝いたします。

「本土」から祈りをもって、心を繋げる機会を許されたことを感謝いたします。

 基地問題の根底には、知念ウシさんが指摘するように本土”ヤマトゥ”の「シランフーナーの暴力」が振るわれていることを覚え、「本土」の一人として、あなたの御前に、言葉にはならない切なる想いを持って、その罪責を深く懺悔いたします。

「本土」の人々が、特に「本土」の教会が、目覚めて、沖縄の苦悩に心を繋げることができますように、導いてください。

 主よ、巨大なアメリカ国家の世界支配により、またそれに追従する日本政府の権力によって、いま、辺野古では、強引な新基地建設が強行され始めています。

 この理不尽をあなたはご存知です。基地建設を命懸けで阻止しようとして、現地へ駆け付けている人々を覚えます。その闘いには、主御自身が共にいて闘ってくださる事を信じます。

 現地に集結している人々を守ってください。

 主よ、月一度ではありますが、東京で首相官邸前で、この集会に繋がって「ゴスペルの集い」を持ち、脱原発、基地撤去を訴えている兄弟姉妹に力を御与えください。

 この場所には集い得ないけれども、祈りをもって繋がっている人達の上にあなたの省みを御与えください。

 今日の集いのために、隠れた労を惜しまずに捧げた方達を祝福してください。

 思いを言葉では表し切れない、貧しい祈りを、兄弟姉妹の真実な祈りに併せて、主の御名によって捧げます。アーメン

(日本基督教団隠退教師 岩井健作)

(サイト記)基地前でのコールや「ゴスペルの集い」に参加されている沖縄の教会メンバーや旧知の平良修牧師たちを覚えながらの祈り。

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