証しする教会 – 分区教会セミナー岩国地区集会報告(1978)

1978年3月5日 岩国教会週報
岩国教会牧師退任1ヶ月前

(岩国教会牧師13年目、健作さん44歳)

 2月15日から毎週水曜日夜、3日にわたり岩国教会を会場に、岩国・周防・大竹・岩国東の4教会合同で集会がもたれた。第1回は、テーマ「証しする教会」の始めとして、各教会の現状から発題がなされた。来間高夫(岩国)、畑八郎(岩国東)、中西英清(周防)・青柳テイ(大竹)四人の兄姉から出された問題を整理すると、①教会形成の問題(教会の交わりについて説教と牧会への信徒の関わり、役員の役割、聖餐の深化、教会建物等財政の問題)、②証しの方向性としての戦責告白の実質化の問題(地域の封建性、国家の反動化、弱者切り捨ての価値観、アジアへの経済侵略)となる。

 第2回目は、石塚牧師が教会とは何かについて神学的によく整理して発題した。「教会は神の言葉の宣教が起こり、出来事となる時に教会となる」「教会は証しする中で教会となりつつある」「証しはイエス・キリストのゆえに一定の方向性を持つ(人間の全体の救いへの奉仕)」等、要点が押さえられていた。後に、聖餐式のもたれない現状(周防・岩国東)と持ち方について話し合われた。

 第3回目は「これからの教会の課題」につき発題(岩井)が行われた。私が出した要点は「証し」と「教会形成」、言い換えれば、「戦責告白の実質化」と「教会の牧会・訓練」を理論的にも実践的にもどう関連づけていくかがこれからの教会の課題だというところにある。

 証しの内容、イエス・キリストの福音を歴史全体の救いというところまで拡げて責任を負っていく生き方と、教会という限定された共同性を自分の召しと選びの問題として自覚し、ここで責任の負い方(神への応答)を訓練されていくところに「証しする教会」の在り様があるということである。そして、それをプログラム化してゆくのが教会づくりの手がかりである。

 討論の方はボツボツ出かかったところで終わった。今一つ積み上げていくことで深まっていくのではないかと思った。

(岩井健作)


BOX-1. 岩国教会所蔵史料

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