牧会祈祷(2012.2 保育園での礼拝)

2012.2.5、明治学院教会礼拝 於YMCAとつか保育園

(明治学院教会牧師、健作さん78歳)

天地の創り主、主イエスの父なる神

 寒さの厳しい日曜日の朝、あなたの招きの許、健康を支えられ、周囲の者、家族の理解のもとに、主日の礼拝を捧げる事を感謝いたします。

 私たちの一週間の生活を支え守って下さり感謝いたします。

 聖書には「主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです」(第二ペテロ 3:8)と述べられています。緩やかな時を経験した者も、人生の出会いと別れという凝縮した時を経験した者もおります。今共々に、主の御前にある事を感謝いたします。礼拝は、一方で日常生活の一コマでありながら、他方で、私たちが日常性を超えて、神の時、永遠に出会うひと時でもあります。今、活かされていることは、あなたの恵みによるものであること、かけがえのない永遠の時に繋がって礼拝を守っていることを心に刻むことが出来ますように。

 また、この礼拝が懺悔、み言葉への聴従、讃美、献身のひと時であるように守らせてください。

 今日は、明治学院大学は入試です。多くの若者が、緊張の内に人生の大事な時を過ごしています。どうか、彼らの一人一人をお守りください。礼拝の会場をこのYMCAとつか保育園をお借りして、礼拝を守っています。この保育園に繋がる、子どもたちとその家庭をお守りください。また、ここで保育に従事する教職員の方たちに祝福をお与えください。

 神様。この寒い季節、東日本大震災と福島原発事故で、苦しみの中にある被災者を守ってください。大雪で生活を困難にさらされている人々を守ってください。また格差社会の波に呑まれて路上生活を余儀なくされている人々を護ってください。

 この教会に召された者は一人一人ほんとうに「いと小さきもの」です。しかし、聖書のコリントの手紙に「世の無力なものを選ばれた」とあるように、それが教会というものの姿であることを思います。どうかこの教会を祝福して、それぞれが己の弱さをつなぎ合わせて、主の招きに応える教会となさしめて下さい。

 今日、健康を害しているために、心の病のために、また老齢のために、よんどころなき用事のために、席を同じく出来ない兄弟姉妹に主の平安をお与え下さい。この街に暮らし心の拠り所を求めている多くの人たちに、主の平安が注がれる事を祈ります。 

 同席する皆さんが心の内に携えてきた祈りと共に、この祈りを主イエスの御名によって捧げます。アーメン

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