明治学院教会

学校法人・明治学院は「理事のキリスト教条項の弾力的運用」を決議すると同時に、明治学院「教会」の設置を決めた。想像を超える紆余曲折を経て、今、私が「牧師」を受諾している単立明治学院教会は創立4年目を迎えている。教会の活動は、20年余り前、東京都心「白金」校舎から分離移転した横浜戸塚の広大な大学キャンパス内のチャペルを無償使用して行なっている。会員23名。学院関係者は少数であるが、宣教分野の人の繋がりには「明治学院」の背景が大きい。宣教師ヘボン、賀川豊彦、島崎藤村など、教師・学生の歴史は厚い。東京神学大学はここの神学部が前身である。同志社出身のリベラリスト、社会派の牧師を訝しく思う声もなくはない。この冬、初めてのこの教会会員の葬儀があった。「君は愛されるために生まれてきた」(イ・ミンソブ作詞・作曲)の歌のように、家族、教会員にこよなく愛された徳永ゆうちゃんは、6ヶ月で幼児受洗、1年3ヶ月でダウン症合併症の心臓手術後、帰天した。この幼子は無言のうちに両親、兄の家族を受洗・信仰告白に導いた。私は「学院」と「教会」の強烈な違いをゆうちゃんから知らされた。「学院」は幼子がいなくても成り立つ。しかし、イエスが招いた「永遠の幼子」がいて、初めて「教会」は「教会になる」ということを。