「望楼」 こどもの笑顔を消さないで

2010.1.30 キリスト新聞

『こどもの笑顔を消さないで(うたの絵本)』の歌は、障がい児と共に生き、差別に対する抵抗運動をし続けている福井達雨さんの叫びでもある。

 今、大人が子どもの笑顔を奪っている深刻な場の一つは、パレスチナであろう。日本キリスト教婦人矯風会はこの1月28日「パレスチナこどものキャンペーン報告会」を行う。

 2008年12月27日から22日間イスラエル軍はガザを攻撃して412人の子どもを含む1314人を殺害した。「矯風会」は機関紙『婦人新報』12月号を「クリスマス/パレスチナを忘れない」の特集に当て、岡真理・高橋和夫さんほか、切々たる論考を集めている。

「アハリー・アラブ病院を支援する会」の『ニュース・レター』28号は、被災の中の病院の活動と共に、原隆さんが「パレスチナ問題」の経緯・歴史・連帯への視点を分かりやすく述べている。

 1993年、筆者は桑原重夫、村山盛忠さんらと共に、ガザにある聖公会の同病院を訪問した。インティファーダへの報復で多くの子どもが傷ついていた。しかし、子どもが笑顔で日本の支援者たちを迎えてくれたことが忘れられない。『子どもは闇の中に輝いている』と福井さんも言う。(健)