「望楼」 どうするアンポ

2010.3.13 キリスト新聞

 普天間基地の移設先という問題の立て方をマスメディアはする。寺島実郎氏はこの発想を破り「常識に還る意志と構想」(『世界』2月号)で、外国軍隊が駐留していて果たして独立国か、という常識に立ち返った問題提起をする。鳩山首相と親しい人だ。

 日比谷で6千人余りの「辺野古新基地建設をゆるさない 1・30全国集会」が行われ、銀座までデモは展開された。そこには1995年の沖縄米兵少女暴行事件に抗議した8万5千人(主催者側発表)集結の怒りが継承され、今回名護市長に稲嶺進氏を押し出した沖縄の思いが表出されていた。それは「移設」思考をはねのけて、「安保」の見直しを迫る意志であった。

 日本基督教団神奈川教区有志16名は2月3~5日「米軍再編撤去に取り組む旅」を実施した。筆者も参加して辺野古の抗議テントに座り込んでいたら小林アツシ氏に出会った。DVD『どうするアンポ~日米同盟とわたしたちの未来』を制作したディレクターだ。辺野古、高江、岩国、厚木、横須賀などを現地取材している。「移設」がどこか、などという一歩退けた思考ではなく、アンポ見直しの強固な意思をキリスト者は貫きたい。(健)