『兵士である前に人間であれ-反基地・戦争責任・教会-』岩井健作 (ラキネット出版 2014年)

兵士である前に人間であったら、軍隊は成り立たない。だから徹底的に弾圧された。しかし、ベトナム戦争時、岩国では「人間であれ」と自らに言い聞かせて米軍海兵隊兵士が反戦活動をした。私は当時、基地の街で牧師をしていて、彼らの活動にお付き合いをした。その当時のエッセイが第一部。40年を経た今、読んでみて意外と新鮮なのは、政府が集団的自衛権行使容認に踏み切った状況だからである。「国家」と最後に対峙するのは裸の「人間の魂」である。戦後キリスト教を生きてきて、そこを突き詰めるためにも「戦争責任」「沖縄との関わり」を第二部で論じた。この本で隠れた仲間と出会えればとの思いを深くする。

神、この人間的なるもの

2003.12.23、川和教会報『麦穂』(No.16、2004年1月25日発行)所収

「あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ」マタイ 3:15

神、この人間的なるもの

あの時に出会ったのは、あくまでもGという一人の人間さ。カトリックの神父といっても、一人一人みな違う。おれは一人の人間に会った。教義に会ったわけじゃあない

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