「望楼」 川和保育園の園庭

2011.2.19 キリスト新聞

 かつて公共公園の遊具について放映したNHKは、横浜市都筑区の川和保育園の園庭を取り上げ、取材していた。その理念とモデルは(社)日本公園施設業協会々員(株)アネビーのパンフレット『遊び込むための園庭設計』に紹介され、「このような園庭がつくられ維持されているのは現代の奇跡」とある。その根源は寺田信太郎園長の保育思想だという。

 その寺田園長が『子どもと親が行きたくなる園』(監修・佐々木正美 すばる舎 2010年10月)で、子どもの遊びについて「危険を遠ざけるのではなく、危険を感じ取り、体験することが自分の身を守る力を育てる」と書いている。

「たいへんなことが なんども なんどもあった そのあとで たのしいことがおこる」

とは卒園文集の子ども自身の言葉である。

 川和保育園の創立者寺田キクさん(1901~1990)は共立女子神学校の出身。川和伝道所(現日本基督教団川和教会)の牧師であった。貧しい農村の夏の託児が創始だという。こんな園がキリスト教界にあることが嬉しい。筆者は月1回、この園の幼児礼拝のお話しをさせていただいているが、遊びに集中する子どもたちは、澄んだ目で食い入るように聖書のお話を聴く。(健)

子どもの安全、家庭支援、早期教育、公立保育園民営化、保育環境、支援が必要な子との共生…。保育の主要テーマに、独自の哲学でユニークな保育を創り出した、魅力あふれる園の考え方と実践例を紹介。(「BOOK」データベースより)

自分で考え、自分で遊べ子どもたち!!「川和保育園の常識は、世間の非常識」と園長が述べる「川和の常識」とは。270枚を超える写真で見る園庭でのくらし。(「BOOK」データベースより)

川和保育園