上からの光(1975)

1975年12月28日 岩国教会週報
「12月14日(待降節第三)説教より」ルカ1:67-79

(岩国教会牧師11年度、健作さん42歳)

日の光が上から私たちに臨み、暗黒と死の陰とに住む者を照し…(ルカ1:78-79)

 光が昇って初めて暗黒が照し出されるというところに深い意味がある。「エッサイの株から一つの芽が出、その芽から一つの若枝が生えて実を結び」(イザヤ11:1)とあるように、芽が古い根の姿を見直させる。「日の光」(ルカ1:18 昇るという意味)という語は、旧約では「枝」という意味で用いられ、救い主の待望を表している(ゼカリヤ3:8)。「日の光」で陰の部分が、自分の欠落が知らされるというところに、待降節の意味がある。そして新しい枝は、古い株の重さとその生きていることを改めて知らせる。救い主の出現は、暗黒(古い株)をありのままで自覚させる。それは苦しいことかもしれないが、上からの光の確かさが私たちを活かす。

(1975年12月14日 待降節第三 岩井健作)


BOX-1. 岩国教会所蔵史料

1975年12月28日 週報記載

error: Content is protected !!