『三びきのやぎのがらがらどん』北欧民話

『三びきのやぎのがらがらどん』

震災から33日目の礼拝説教で紹介
主を待ち望む 1995.2.19」から抜粋

詩編130編

 北欧民話に『三びきのやぎのがらがらどん』というお話があり、幼児たちが大好きな本です。草のある緑の牧場の途中には谷川があり、橋があって、その橋の下には、気味の悪い大きなトロルが住んでいて、やぎを食べようとします。1番目と2番目のやぎは、後から来るやぎが大きいから食べるならそれを食べるように、と言い訳をして通ってしまいます。三びき目のやぎは、ものすごい勢いでトロルをツノで串刺しにして、蹄で木っ端微塵にしてしまって、その橋を通り抜けます。「チョキン、パチン、ストン。はなしはおしまい」で終わります。大変痛快なお話です。

 詩篇130篇とどこか通じるところがあります。それは、一気に突っ走っているところです。橋の上で立ち止まると、トロルに食べられてしまいます。お話の中にあるトロルのような存在、私たちを捕らえる「もろもろの不義」のいるのが現実です。「もろもろの不義」を抱え込んで私たちは生きています。それを突破して、ゆるされ、あがなわれ、「主によって望みを抱け」と励まされて生きるところまで、一気に突き抜けて走ることが、私たちには許されています。
 7節にはこうあります。「イスラエルよ、主によって望みを抱け。主には、いつくしみがあり、また豊かなあがないがあるからです。」


福音館書店 1965

(サイト追記)以下はAmazonでの紹介文です。(Amazonにリンクしているので、紹介文のコピーは著作権侵害にはならないと思いますので、全文そのまま掲載します)

商品説明

   大きさの違う3匹のやぎがいた。名前はみんな「がらがらどん」。ある日、3匹は草を食べて「ふとろうと」(太ろうと)、山へ向う。だが、途中で渡る橋の下には、気味の悪い大きな妖精「トロル」が住んでいて…。北欧の民話をベースにした物語。 

   大きな危険がせまっているのに、やぎたちは悠然と、むしろ楽しげに橋を渡っていく。1番目のやぎは「かた こと」、2番目のやぎは「がた ごと」、そして3番目のやぎは「がたん、ごとん」。やぎが大きくなるにつれて橋を渡る音も徐々に大きくなり、読み手の気持ちも来たるべき「おおきいやぎのがらがらどん」とトロルとの対決に向かって、どんどん盛り上がってゆく。 

   「チョキン、パチン、ストン」といった不思議な擬音語など声に出して読むたびに楽しさがあふれる名訳と、荒々しく迫力に満ちてはいるがユーモラスな味わいも感じられる絵。この絶妙な組み合わせが、1965年の発行以来多くの子どもたちをとりこにしている。(門倉紫麻)

内容紹介

橋の向こう側の山で、たくさん草を食べようと考えた3匹のヤギ。小さなヤギ、中ぐらいのヤギ、大きなヤギ、みんな名前は「がらがらどん」。橋をわたっている途中に谷に住むトロル(おに)にでくわしてしまいます。小さなヤギの機転によって、小さなヤギと中くらいのヤギはトロルから逃げて橋をわたることができました。とうとう、一番大きくて強いヤギがトロルに勝負を挑みます。3匹のヤギは無事に橋をわたることができるのでしょうか?

出版社からのコメント

三びきのやぎとトロルの対決が、磨き上げられたシンプルな言葉でテンポよく進みます。極限まで無駄を省いた痛快なストーリーと、野性の迫力にあふれた絵が、長年子どもから圧倒的に支持されてきました。
大人になっても強く記憶に残るロングセラーの名作です。