自分で選ぶ道(1974)

1974年12月8日 待降節第二 岩国教会週報
「先週(待降節第一)の説教より」
コリント第一 8:1-13《翌週週報欠落》

(岩国教会牧師9年目、健作さん41歳)

わたしは永久に、断じて肉を食べることはしない。(コリント第一 8:13)

 コリント第一の8章は、この手紙の特徴をよく表している箇所である。

「知識」(ここでは宗教的叡智とでもいうべきもの)にも限界があることが指摘される。「自分が知る」という在り方を超えるのは、神に知られている者であることを受け入れることにある。これは、受ける以外に知りようがない「愛」へと通じる道でもある。

 4〜6節について。偶像的なるものの存在は覆(くつがえ)さねばならぬ。その根拠がここで示されている。

 7〜13節について。自分の生き方を自分の信念から決めていくことは大切なことである。しかし、その生き方が真実に活きたものとなるためには、兄弟と共に生きること、隣人と共に生きることへと開かれる「ひねり」や「展開」がなければならない。パウロがこの点に十分成功しているかどうかについては、批判もあり、評価もある。

 私たちがここから先、どのような道を歩むかは、それぞれ自らの信仰に立った選択に委ねられている。

(1974年12月1日 待降節第一主日 岩井健作)


BOX-1. 岩国教会所蔵史料

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