2002年度 神戸教会いずみ幼稚園のご案内

園長 岩井健作、2001年夏頃の執筆か

(健作さん68歳、神戸教会牧師退任前、最後の幼稚園案内文)

「えんちょうせんせい、くさずもうしよう」

 お帰りの時、お母さんは受け持ちの先生と立ち話のご相談です。ちょっとの間、もうK子ちゃんは「りゅうのひげ」の葉っぱをとってあそびはじめました。子供は遊びの天才です。

「ぎゅ−。かった−」

おうちでは独り遊びですが、幼稚園では、どんどんお友だちとの遊びが発展します。「幼稚園はなにをする所」なんていう愚問を発すると、それでも素早く

「あそぶところ!」

 なんていう答えが跳ね返って来ると嬉しくなってしまいます。

 私どもの幼稚園では、特に日を決めて「入園説明会」はしていませんので、ご都合のよい時見学に来てください。金曜日午前中だと2歳児の「コアラクラブ」がありますので、それを見て戴いたり、私もできる限り、時間を都合して、お話しをします。でも、ちょっとだけ、この幼稚園の子供観とか教育観とかを述べさせて戴きます。

 まず、子どもには一人一人神様から貴い命と掛け替えのない個性が与えられており、それはみんな違っているものだ、ということです。それを愛をもって成長させてくださるのも神様であり、親も、また親からの委託を受けた保育者も、元々は神様からの委託に応えて責任を果たすものだ、と考えています。

 社会の都合、家の都合、親の都合、園の都合、国の都合だけで、子どもはこうあるべきだと考えてはならないと思っています。そんなことから、子どもが本来持っている、生きる力、遊びを作り出す力が、伸びるように、カリキュラムを組んでいます。

 こういうことは、これ迄に、園を支えてくださった多くの方々(在園・卒園の子供たちと父母、その家族、教会の信徒、地域の人、歴代の教職員)と作り上げて来たものです。

 保育の内容については、お話ししたいことがたくさんありますが、心の触れ合いの中で、ご一緒に子育てをしたいと存じます。困った時は、一緒に悩みつつ解決を求めていきたいと思います。

(サイト記)健作さんの神戸教会退任前、最後の「神戸教会いずみ幼稚園」の案内文です。この後、菅根先生にバトンは託されます。