殺すな!

殺すな!

2007.4.28

 ヤコブの手紙の講解説教を再度している。

「米軍再編特別措置法」と「国民投票法(私は戦争憲法制定手続き法だと理解している)」とが衆議院特別委員会を与党単独強行採決で通過した。
「2007年4月13日金曜日」。

 次の日曜日は2章8節以下の個所だった。
『姦淫するな』といわれた方は『殺すな』ともいわれました」とある。

 倫理の責任は個別に問われる。

 この手紙の5章では、「富める者が……正しい人を罪に定めて殺した」と現代に通底するような一文がある。当時も司法を握る権力の構造的殺人の責任が指摘されている。

 二つの法案の根底を「殺すな!」の一句が撃つ。

 さらに軍事化の背景でグロ−バルな格差社会が進行し、その貧困の底辺で「正しい人」が殺される。NCC(日本キリスト教協議会)からの配信ではフィリピンの「正しい人」の暗殺が伝えられている。

 冊子『ヒロシマ・アピ−ル』(NO DUプロジェクト発行、2003年初版)を手にした。
 イラクでの米国等によって使用された「劣化ウラン弾」の犠牲の子供たちのことを伝えている。その中に「劣化ウラン弾 嘉手納基地に40万発」貯蔵(2003.8.2 毎日新聞)の記事が載っている。

 阪神淡路大地震など自然災害と重なって社会構造ゆえに死者となった人々も「殺された」範疇に入るだろう。

「殺すな!」の言葉の射程は時代を超えて大きく重く深い
 想像力をもってどこまで関われるか。またその連帯に生きられるか。
 手を取り合って生きてゆきたい。