高座渋谷教会 神奈川県大和市(2005 教会と聖書23)

「教会と聖書」44号(2005年10月1日発行)所収

(明治学院教会牧師、健作さん72歳)

 「神学校卒業直後の私が、父に助けられつつその開拓伝道を初代の伝道者として始められることを許されたことを感謝します」(『この岩の上に』1981)と述懐する菊池礼子牧師は高座渋谷教会で丁度30年を迎える。昨年瀟洒な白い新会堂が献堂された。父・菊池吉弥牧師は死ぬまで伝道の志を貫いた。それを支えた母キヨさんが、ふと新聞広告で選んだ場所がこの「高座渋谷」。最期の牧会地、下谷教会から遠いこと、近くに教会がないことの二つの条件を満たしていたという。

 小田急江ノ島線藤沢から16分。新宿から1時間。礼子さんの2年余りのアメリカ留学中はご両親が伝道を継続、下谷の有志も応援して今日がある。

 この教会は座間、厚木の巨大米軍基地の問題を宣教の課題としている。菊池礼子牧師は東京神学大学が学生の「万博闘争」に関連して機動隊を大学に導入したことに抗議し大学を中退、農村伝道神学校で学んだ。以来、神奈川教区では、基地問題、性差別問題の取り組みをしている。

 私は今、神奈川教区基地問題小委員会で席を同じくして、高座渋谷へは委員会でよく出かける。彼女が休暇で沖縄の辺野古支援に出かけた日、講壇を応援させて戴き、スケッチもした。

平塚中原教会(2005 教会と聖書24)