西宮公同教会(2002 教会と聖書 ⑫)

「教会と聖書」23号(2002年10月28日発行)所収

(神戸教会牧師を退任して半年、鎌倉在住、川和教会代務者、健作さん69歳)

 鎌倉から関西神学塾に来て、西宮公同教会の客間に泊めてもらった。準門川の橋の欄干から教会をゆっくり眺めたのは初めてだ。この辺りは大阪のベッドタウン。阪急電車西宮北口駅へと急ぐ通勤者が切れ目なく続く。老若男女、朝はほとんど無表情。

 川の水は思ったよりはるかに綺麗で、鷺が一羽飛び立っていった。教会学校はペットボトルで魚獲りを試みたという。

 行動するから公同幼稚園といわれる園は、今日は芋掘りの「こうどう」。もう早い親子が来始めている。

 あの地震の時の、あらゆる意味での、この「教会」の非日常の修羅場を思うと、今は穏やかな日常である。出勤で菅澤順子さんの運転する車が、横をよぎる。

 この教会の名は、遠い昔は別にして、1970年代以降、牧師・菅澤邦明氏の得難い個性と共にある。

西宮公同教会(外部リンク)

兵庫県西宮市南昭和町10−22 日本基督教団 西宮公同教会

浪花教会(2002 教会と聖書 ⑬)

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