日誌・雑録(1996 週報・2月上旬)

1996.2.18、神戸教会
降誕節第8主日
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(神戸教会牧師19年目、牧会38年、健作さん62歳)

この日の説教、ルカ 12:13-21「豊かさとは何か」岩井健作


(1996年)

2月1日(木)

 夜8時から「教団地震救援・地域委員会」。

 「神戸の冬を支える会」の支援について協議。

 冬の「野宿」者への夜回りは、中山手カトリック、神戸バプテスト、神戸YWCA、カリタス大阪の諸グループが、灘・中央区・兵庫区・長田区・須磨区で実施中。


2月2日(金)

 雪が舞う。

 教会報のため、会堂をスケッチ。

 建物細部のバランスが実に微妙。難しい画題だ。


2月4日(日)

 役員会へ青木直人伝道師の梅花中学・高等学校から聖書科教諭としての割愛願い(招聘)が届く。ご本人の辞任願いも出る。

 一同、祈りをもって受理。

 役員会より、牧師が後任人事につき、一任を受ける。


2月5日(月)

 クリスマス献金を持って、F執事と、兵庫松本通教会、兵庫教会、兵庫雲内教会、東灘教会の諸教会を訪問。あとは手紙を付して郵送。

 それぞれ会堂の取り壊しの後、困難な中での礼拝を中心とした宣教活動につき、伺う。


2月8日(木)

 頌栄人間福祉専門学校、卒業礼拝にて説教。

 頌栄で身につけたキリスト教に立って、福祉の分野で、相手の感性に寄り添う働きをしてほしいとの訴えや切。

 午後、神戸教会 いずみ幼稚園、新入園児の保護者会。

 新たなる出会いに神の祝福を祈るや切。

 中国雲南省の地震救援のため、教団社会部とFAXの往復。


2月9日(金)

 キリスト教保育連盟、兵庫区会総会。

 区長を神戸教会 石井幼稚園・船越和夫園長が継続ご奉仕。

 いずみ幼稚園は上野育美教諭が委員を担当。

 新年度の活動への協力を心のうちに思う。


2月11日(日)降誕節第7主日・信教の自由を守る日

 兵庫教区 2.11集会。

 講師:桑原重夫氏
 講演「歴史の中の教会と国家 ー 震災・オウム・オキナワ」

 当教会からY姉、S兄、私が参加。

 自分の内側で、国家に収斂される部分をどれだけ自覚し、向き合い、乗り越えられるか、について思いを深くする。


2月12日(月)

 同志社大学・竹中正夫教授、退職記念感謝会が京都にて。

 幅広い働きのゆえ、参会者240名。

 癌との戦いを乗り越えて、車椅子をもって出席の同氏夫人への心からの拍手が心に残った。

近代日本と神戸教会』は、同氏の神戸教会での神学生時代や現オルガンの寄贈時の活躍を伝えている。

 4月からは聖和大学でお働きとのこと。


2月15日(木)

 夜、兵庫教区 阪神・淡路大震災対策特設委員会。

 一世帯1万円の緊急生活貸付資金運動(被災者連絡会、キリスト教界・仏教界、市民団体共催)は、総額1222万9690円、うち貸付998世帯、現在準備金234万9690円。

 兵庫教区貸付金は4種類、102口、4310万円との報告あり。

 現在、取り壊し教会会堂は13会堂。

 被災の深刻さは、ますます深い。

(1996年2月18日 神戸教会週報 岩井健作)


1996年 週報

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