祈祷集:『地の基震い動く時』から抜粋(1)

(サイト追記)1996年版、2005年版では若干異なるため、2005年版に近いものにしました。


 父なる神さま、私たちの街も、そしてキリスト教界も、地の基が震い動く経験をいたしました。世界が注目しています。どうか、この街に、この街に住む住民に、そしてイエスに従う教会の群れに、その経験の意味を悟らせてください。それぞれの境遇には隔たりがあります。それゆえ、それぞれが謙虚に、温かみを作り出しつつ、関わっていくことを教えてください。癒しがたい被災の内にある者に、特に慰めと励ましを与えてください。
 主イエスの名により、この祈りを捧げます。アーメン

(1995.1.22)


 父なる神さま、悲しい出来事が、たくさん伝わってきます。私たちの街では災害の明暗の隔たりが、隣り合わせになっています。痛手の大きい者たちを特に顧み、励ましてください。それぞれの痛手を内に抱えながら、励ましあっていく力をお与えください。私たちの街が地震を経験したことで、以前にはなかった温かさや優しさを持つことができるように導いてください。
 この街の回復の希望をまず、そのなかに与えてくださるようお願いします。今朝も、ここには集まり得ないけれど、それぞれの場所で礼拝を守る兄弟姉妹を祝福してください。病める者を励ましてください。
 主イエスのみ名によって祈ります。アーメン

(1995.1.29)


 父なる神、私たち、それぞれは、けわしい山中にあって、ある者は尾根に、ある者は斜面に、ある者は沢の谷底にいるように、それぞれ抜き差しならない自分の場におります。安易に歩み寄れる平坦な広場にいる訳ではありません。しかし、それぞれの場での苦闘の負い方が、主にあって、私たちを結びつけています。どうか「一つの霊によって堅く立つ」ことが出来ますように。「一つ心になって福音の前進のために力を合わせて戦う」ことができますように、導いてください。
 この祈りを主イエス・キリストのみ名によって捧げます。アーメン

(1995.2.5)

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