1979.10.20 発行「兵庫教区 教育部だより No.1」所収
(牧会21年、神戸教会牧師2年目、健作さん46歳)
教育部で教会幼稚園の課題を担うことになった。
今年は大前幸正牧師と小委員会を作り、去る9月17日、園長協議会(会後、懇親会)を神戸教会を会場に持った。
教区内より16教会32名(園長・牧師・役員・現場教諭)の参加があった。
この会の狙いは、様々な設置形態(宗教法人・学校法人・非認可)をとりながらも、教会の宣教的使命を果たしていく内実において、どのように諸教会が(幼稚園をもたない諸教会をも含めて)連帯し得るのか、という糸口への手がかりをつかむことであった。
その手がかりとして岩井が「キリスト教幼児教育および施設についての基本的見解」(ステートメント)の要点を、教会全体(幼稚園従事の教会員や役員レベルから更に教会員まで)の課題としていくこと、諸教会の共通理解にしていくことを発題した。
続いて、全国教会幼稚園連絡会(大前幸正牧師)、兵庫県私立幼稚園連合会(村上先弥牧師・理事)、キリスト教保育連盟 関西西部会(作道至示牧師・副会長)より情報提供があった。
学校法人・宗教法人・非認可、また規模の違いを超えての共通課題を探ることの大切さが自覚されつつあることを知った。
開催を評価してくださる声があり、継続に努めたい。
特に学校法人化問題を教会の宣教的視点から考え合う必要やステートメントの学習への要望が述べられた。
今後の協同の働きを深めていきたいので、御教示、御協力をお願いしたい。
(岩井健作)