牧会祈祷(2012.4 受難週・新年度)

2012.4.1、明治学院教会礼拝、明治学院教会主任牧師7年目

(明治学院教会牧師、健作さん78歳)

天地の創り主、主イエスの父なる神

 冷え冷えとした季節感が残るとはいえ桜の情報を聴く受難節の日曜日の朝、あなたの招きの許、健康を支えられ、周囲の者、家族の理解のもとに、主日の礼拝を捧げる事を感謝いたします。

 私たちの一週間の生活を支え守って下さり感謝いたします。この礼拝が、懺悔、み言葉への聴従、讃美、献身のひと時であるように導いて下さい。

 私たちは天災と人災が複合的に重なる東日本大震災の被害に打ちひしがれる被災者の苦悩を思います。特に弱者の苦しみは想像を超えます。「がんばれ」や「復興」の掛け声にかき消されて目の届かない支援や政治の体制への苛立たしさがあります。どうかその闇に光を届かせて下さい。

 今日は、受難週です。棕櫚の日曜日、イエスの激しいエルサレムでの歩みを覚える日です。聖書のテキストに残されたイエスの受苦と十字架の死を、心に刻むことができますように。自分の負う十字架はイエスの十字架とは比べものになりませんが、それぞれ自分なりに、主に従って歩むことが出来るように導いて下さい。

 今日から新しい年度が始まります。この教会の新しい歩みに祝福をお与えください。この世の世俗の濁流から見れば、教会の営みはほんとうに弱い営みです。しかし、私たちは聖書にその価値観を置く時、この世の金と権力と差別と暴力にみちた流れの中で、神の義を叫び、そこで祈り、世をとりなした預言者の足跡に大いなる慰めと力を与えられます。

 聖書に学び、その生活と信仰とを証する群れとして「一寸の虫にも五分の魂」の諺のように教会の歩みを祝福して下さい。

 今日は、新年度の役員会がもたれます。新しく選任された役員をも含め役員会を祝福して下さい。

 あなたのみ心によって設立された、明治学院の中学・高校・大学の上に導きを祈ります。ここで学ぶ、生徒・学生、そして運営・教育・研究に仕える教職員の一人一人にあなた祝福をお与えください。

 今日、健康を損ねているために、また老齢のために、必要な用事のために、席を同じく出来ない兄弟姉妹に主の平安をお与え下さい。この街に生活し心のよりどころを求めている多くの人たちに、主の平安が注がれる事を祈ります。 

 会衆一人一人が心の内に携えてきた祈りと共に、この祈りを主イエスの御名によって捧げます。アーメン

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