2011.12.25、明治学院教会礼拝
(明治学院教会牧師、健作さん78歳)
天地の創り主、主イエスの父なる神、
私たちは3・11の震災、津波、原発事故で、痛手を受けられた方たちの、想像を超える苦難を思いつつ、濃い闇の中で、主イエスの降誕を記念する礼拝を守っています。死別の哀しみ、居住と生活の壊滅、家族の離散、財産の喪失、故郷の破壊など、言葉を絶する艱難にある方たちへの、慰めと励ましを切に祈ります。
私たちの国の民衆がこの苦難を抱えつつ、共に悩み、共に苦しみ、人間の共同性を深めて行く事が出来ますように。強い者、持てる者がますます栄え、弱い者、貧しく持たざる者が苦しむ社会を、変えてゆく知恵と力を与えてください。政治、経済、社会の将来の暗さに覆い尽くされない、目覚めた魂を育むことが出来るよう励ましをお与えください。
父なる神、明治学院教会の歩みを祝福してください。新しく受洗の恵みに与かった姉妹を交えて、教会の交わりを豊かにしてください。この教会の使命をになう力を一人一人にお与えください。
礼拝の席を同じくする者、旧き者も、初めての方たちも、聖書の言葉に命と希望を与えられてそれぞれの人生の一節を生きる事が出来ますように。
今日、ここに集えない病める兄弟姉妹のうえに特別なあなたの顧みをお与えください。この祈りを、それぞれが携え来た祈りに合わせて、主イエスのみ名によって捧げます。
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