祈り 3.11後(2011 望楼22)

2011.6.25 キリスト新聞

(東日本大震災から3ヶ月、明治学院教会牧師、健作さん77歳)

 神様 

 原発にあまりにも無知であったことを懺悔します。

 原発について政府、東電、企業、御用学者、マスコミの安全神話に埋没して無批判であったことを懺悔します。

 心ある人たちが、核廃棄物が人類には処理不可能で、それを前提としたエネルギー消費は、神のモラルに反すると叫んできたことにやっと気付きました。

 首都圏で、そのひとりとして、電気を当たり前のように消費してきたことを懺悔します。お赦しください。

 この背後には、何の『罪』もないのに、我が家、我が街、我が仕事を、追われて棄民とされたフクシマのあの地域の人達がいます。この人達は繁栄日本の『贖罪』なのです。この人達の苦悩、悲嘆を覚え、再起に繋がって生きる道をお示しください。

 放射線計測・原子力研究者の小出裕章さんは『研究室でも家でもクーラーは使いません。TVも見ませんし、エレベーターやエスカレーターを使うこともしません』(『隠される原子力・核の真実』創史社)と淡々と述べています。

 ヒロシマ・ナガサキの核被爆国がさらにフクシマを体験して、《脱原発》の発信国へと変貌するように、わたしたちの小さな努力を力づけてください。主の御名によりて。

アーメン(健)

避難所を訪ねて(2011 望楼23)