「ヨセフ会」のことなど(2009 出会い・同志社)

2009.4.13 執筆、掲載誌不明

「ヨセフ会」:同志社の聖書研究会か、最後の集会への寄稿
(健作さん75歳)

岩井 健作
(日本基督教団教師、単立明治学院教会牧師)

 今井鎮雄先生からのお誘いを戴きながら、ヨセフ会の墓参や懇親には、父の納骨の時と、あとわずかの参加で申し訳なく思っています。今度が最後だとのお招きに思いを新たにして参加させて戴きました。

 父・岩井文男(1902-1983)は群馬で新島襄の信仰的伝統の教会に育ち、同志社に学び(1921-1928 予科・法学部、1934-1937 神学部)、キリスト教伝道(渋谷、永福町、坂祝、丹波の諸教会)と教育(同志社神学部、新島学園)の分野で神と人とに仕えさせて戴きました。

 最初の同志社での学びの中では、政治学者・中島重先生の許で社会的キリスト教の感化を受け、他方、聖山寮在寮中、ヨセフ会に参加して末光信三先生、堀貞一牧師の導きで、信仰の敬虔を学んだものと思われます。

 没後『敬虔なるリベラリスト 岩井文男の思想と生涯』(新島学園女子短期大学 新島文化研究所編、新教出版 1984)を編んで戴き、同志社人脈の末端で覚えられ感謝しております。

 次男の私は、同志社神学部(1952-1958)に学び、教会の牧会・宣教(広島・呉・岩国・神戸)をさせて戴きましたが、神戸時代以後、今井鎮雄先生と親しい交わりを与えられました。そのことで、ヨセフ会を一層身近に感じています。

 同志社のキリスト教信仰には社会的な面と敬虔の要素の二面があります。

 昭和初期には社会的働きが強い時代だったと思います。その中で信仰の敬虔を担った風のような動きが、ヨセフ会ではなかったかと今感じています。