求め・すすめる、二つの焦点(2006 沖縄・もとすす)

2006.8.25 執筆、連絡会代表スピーチの原稿か

「基調報告」を前もって今回の実行委員会事務局よりお送りさせていただいているので、簡潔に申し上げます。「求める」と「すすめる」の楕円の「二つの焦点」を提案したのは私であります。当然まだまだ議論はあると存じます。しかし、日本基督教団現体制は「合同とらえなおし」を単に総会議案として廃案としただけではなく、事柄として廃棄し、日本基督教団の基本原理を「教団信仰告白」(文)という「無時間・非歴史的」標識で締めくくろうとしています。

 鈴木正久議長の「戦争責任告白」はその非歴史性の克服への第一歩でありました。

 その時「沖縄のことはどうなるのか?」と問題提起をしたのが山里勝一さんでした。

 それが「日・沖両教団の合同」に展開しました。しかし、その「合同」が、またまた、日本と沖縄の関係史の「本土の罪責」を欠落させてしまったのです。そこから「合同とらえなおし」は始まりました。教団総会で可決された「合同とらえなおし」議案に従って、そこに明記されている、宣教論的課題と教会論的課題が、共に作業として開始されたのです。

 宣教論の延長の事柄が、具体的には今では「米軍基地再編」に向き合った「基地撤去」の戦いです。

 教会論は教会政治的には可決された議案が実行されないまま廃棄され、挫折しています。あたかも何事もなかったかのようです。

 しかし、ある各個教会、幾つかの教区では生きて課題として持ちこたえています。その両者の課題が「教団総会」で手酷い形で「切り捨て」られた時、その怒りが、構成単位を(教会的)個人、(行動出来る)教会、団体にまで還元して、その最小の単位を「繋げて」いこうという趣旨で一つの運動が起こされました。

 私は、その世話人をお引き受けする時、府上征三事務局長と相談して「求め、すすめる連絡会」という形で皆様の意志を問うた上で任に当たりました。

 いま「求め」の方は、単に「日米安保」の従来の性格を超えて、アメリカの世界戦略下の「基地再編の撤去」を「求める」運動へと広がりました。

「すすめる」方は、現場として現実に私たちが生活する教会の教会的体質を「自己批判的」に、改善・形成してゆく日常の問題で苦しい戦いです。これからのことは「基調報告」に述べた様に山積しています。

 御一緒にやり抜いて参りたいと思っています。

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