牧師の日記(2003 川和)

2003.8.24 川和教会週報

(川和教会代務者、健作さん70歳)

 この週、また暴力の連鎖がイラクとイスラエルで起こってしまった。ニュース23『多事争論』で筑紫哲也氏は再三主張してきた論調を繰り返した。テロがいけない、当然だ。だが希望がなく、存在が否定され、その方法しかないと思うように追い込まれている人と地域が少しでも少なくなるような施策がとられなければ、力で押さえ込むことはできないと。

 国連という無力な機関になお加えられた暴力の意味は世界の絶望を象徴している。ニュースの傍観者ではなく非暴力が人をつなぐことの意思を、気の遠くなるような将来を望み見て、身近なところから一歩一歩負っていくことの思いを新たにした。イエスに従って。


(サイト記)上記の”暴力”とは、2003年8月19日、イラクのバグダッド国連本部爆破テロ事件のことです。(以下は国連広報)*バグダッド国連本部、爆弾テロ。デメロ事務総長特別代表、その他に少なくとも14人が死亡し、数十人が負傷した。アナン事務総長はこのテロ襲撃を最も強い調子で非難するとともに、死亡したデメロ代表に哀悼の意を表明した。


 8月16日は長野県波田に浦辺牧子神学生を訪問。

 18日は、神奈川教区中堅牧師の呼び掛けによる『寿・神学の集い』に参加。信徒を含め約20数人の出席。渡辺英俊氏の聖書解釈論は、現代の教会にとって大事な視点を指摘していた。

 19、20日、群馬県草津と安中でそれぞれ独り住まいの信仰の知友を訪ねる。

 24日に鬼形先生を迎える川和の礼拝に導きを祈っています。

(サイト記)長野県波田教会は浦辺神学生の夏期伝道任地。群馬県草津には神戸教会関係の老婦人を訪問、安中では富岡の墓参りと新藤二郎氏(岩井文男の後任として新島学園中学・高校長、文男さんの義弟、健作さんの叔父)の訪問。

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