牧会祈祷(2002 受難節・レント)

(健作さん68歳、退任まで1ヶ月)

神戸教会礼拝 2002.2.24

 天地の創り主なる神

 日曜日の朝、それぞれが自分の生活に、ひとまず区切り点をうって、教会に集まることが出来て感謝いたします。私たちの思いを超えて、あなたの招きと導きのあることを信じます。どうか、この礼拝を、私たちの思いに勝るあなたの恵みの場として下さい。また、礼拝を覚え、はるかにこの礼拝に思いを寄せる兄弟姉妹を祝福して下さい。健康を害して入院中の者・痛みに耐えている者、高齢で家で静養している者、やむを得ない務めのもとにある人、それぞれを覚えて下さい。

 神様、今日、講壇から、み言葉を説き明かすために立てられた器、大塚伝道師を祝福して下さい。

 私たちは一週間の生活を送り様々な思いを携えてここに座っています。喜びと讃美があります。疲れと不安があります。断ち切れない我欲・思い煩いがあります。執り成しと懺悔があります。求めと願いがあります。そして感謝と祈りがあります。私たちの生活の思いに応えて、聖書の言葉が聖霊の働きを通して慰めとなり力となりますように、祈ります。

 主なる神。

 私たちの教会の宣教の働きを導いて下さい。心の悩みを持って教会の門を尋ねる人達に、神の慰めを伝えることが出来ますように。最も身近な家族と共に神を讃美することが出来ますように、それぞれの家庭を祝福して下さい。幼子にイエスの愛を、幼児教育の働きを通して伝えていくことが出来ますように。価値観の揺れ動く社会の中で、イエスによってもたらされた人一人の命がどんなに弱く見えても、神の愛が確かな拠り所であることを告げていくことが出来ますように。

 地震の後の傷が癒えないままでいる人々に励ましをお与え下さい。経済が低迷する中、仕事を失っていく人達の不安と苦悩に寄り添っていくことが出来ますように。ホームレスの人達のことを覚えることが出来ますように。主イエスの働きに、自分の十字架を背負って従っていく信仰をまず何よりもお与え下さい。

 神様。戦争をしないと決意している日本国憲法がないがしろにされ、それを大事にする方向ではなく、現実的力のバランスに従って戦力を行使して国際間の紛争を解決するという方向に有事の法制が変えられようとしています。戦争で犠牲になるのはまず弱い人々であることを、アウシュビッツ、沖縄、広島・長崎などと共に、いま一度思い起こすことが出来ますように。国家の犯罪である従軍慰安婦の問題を覚える時、未だに謝罪の行われていないことにこの出来事の重さに打ちのめされます。傷つく人々に解決への希望を与えて下さい。平和を願って運動を繰り広げている人々を孤立させない、市民の力に味方して下さい。

 これらの祈りを、会衆一人一人の心の中の祈りに合わせて、主イエスの御名によってお願いいたします。

アーメン