花とこども(1998 石井幼稚園)

「石井幼稚園だより」No.57、1998.6月号所収

(健作牧師・石井幼稚園長&いずみ幼稚園長 64歳)

 栄華を極めたソロモンでさえこの花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 マタイ6:29


 五月の「さんびかの会」では、讃美歌466番をご一緒に歌いました。その詩は、三輪源造(1871-1946)の作。この人が良寛和尚を愛し、同志社の国文学の教師だったこと、何よりもこどもを花になぞらえたことの意味をお話ししました。仏教の教典でも聖書でも「花」は人生のはかなさを象徴しているのが普通です。けれども、弱くはかない花が、自力では何の力もなく弱さゆえに神の恵みにのみ生きる信頼の姿を示していると説くのが新約聖書マタイ6章28節〜29節です。

 三輪源造は、ここをマタイ19章13節の「こどもを祝福するイエス」と重ね合わせ、花とこどもを神の祝福の受け皿として目を留めました。こどもを神の祝福の賜物として心で受け入れるゆとりをお持ちですか。親としての責任からだけ考えたり、まして親の願望の延長線上にこどもを置いたりしていることはまさかおありではないでしょうね!!

 園庭に花を植えて水をやって下さっているのは、村井留吉さん(78歳。石井町2-5-12)です。”老人の楽しみ”と言ってくださいますが、昔、娘さんたちが石井幼稚園を卒園されました。そのお一人は「天国」におられます。花を育てて下さることで神様の祝福を幼稚園にもたらしておられるような気がします。

 花のある幼稚園にみんなでしようではありませんか。