幼児祝福の祈り(1987 祈祷・母の日 子供の日)

1987年5月24日、復活節第6主日、子どもたちとの礼拝
(当日の神戸教会週報に掲載)

(牧会29年、神戸教会牧師10年、健作さん53歳)

 愛といつくしみに充ちた天の父なる神さま。

 今朝は、赤ちゃんからおじいさんおばあさんまで、みんないっしょに礼拝することができて感謝いたします。

 神さま、今日は大人たちは、幼な子たちに、神さまの豊かな祝福が加えられるように心からの祈りをもって集まっています。

 特に、誕生から6歳までの幼な子たちのことを覚えます。

 この子たちには、温かい家庭の育み、幼稚園での友だちや教師との出会いの中での成長が与えられています。

 社会の守りがあります。

 目には見えないけれども神さまの導きがあります。

 すべてを感謝いたします。

 けれども神さま。

 この子たちをとりまく世の中には、核爆発や放射能の心配があったり、環境の汚染があったり、交通事故の危険があったり、原因の分からない病気があったりします。

 学校には「いじめ」があったり、お金持ちや力の強い人だけが大事にされて、体の不自由な人やよその国の人が差別されるようなこともあります。

 神さまのみこころが忘れられていることがあります。

 どうか、そんな世の中にあって、この子たちがイエスさまのことを知り、イエスさまのなさったように、やさしい心で人々を愛し、美しい花のように香りを放ち、光の子どもになることができるように守ってください。

 そうして、この子どもたちを祝福してくださることによって、私たちに希望を与えてください。

 このお祈りを、ここに集う人のこころの中にある祈りと共に、イエスさまのみ名によって、おささげいたします。

 アーメン。


(1987年5月24日 岩井健作)


1987年 説教・週報・等々
(神戸教会9〜10年目)

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