1983年12月4日、待降節第2主日、
社会事業奨励日、
牧会祈祷文は翌週の週報に掲載
(12月5日 K.S姉 教会納骨堂に納骨、12月9日 記念式)
(牧会25年、神戸教会牧師6年目、健作さん50歳)
この日の説教、コロサイ 2:16-32、説教題「キリストと共に死んで」岩井健作
牧会祈祷
在天の父なる神
待降節の第二主日の礼拝を兄弟姉妹共々に守ることが出来ますことを感謝いたします。
この礼拝を終わりまで導いて、みこころにふさわしい者として全うさせて下さい。
私共は、一週間与えられた役割、仕事、務めを一生懸命果たして参りました。
また負うべき課題を通し、重荷やあるいは悩みや苦しみにさえ耐えてきました。
しかし省みる時、人のまじめさや努力にこそ潜む自己充足・自己拡充の罪をあなたは割り引きなくご覧になっています。
気付かぬうちに他者を傷つけている罪を、あなたのみ子イエスの十字架の死を通して示された贖いの愛ゆえに、おゆるし下さい。
”われ罪人のかしらなれども、主はわがために生命(いのち)をすてて、つきぬいのちを与えたまえり”(1954年版 讃美歌 249番1節)
讃美歌の詩の如く、あなたの賜わるいのちを与えられ、私共が愛と自由と希望の主体として立つことを得させて下さい。
私共はあなたのみ前では、心にも手にも頭にも頼るべき荷物を持たないことを実感します。
「み名をあがめさせ給え、み国を来たらせ給え」との祈りを、この「土の器」の内に満たし、主イエス降誕の意義を、この時代と自分の場で深く覚えさせて下さい。
父なる神、今日は社会事業奨励日です。
教会と繋がりの深い「神戸真生塾」のわざを覚えます。
そこにある子供たち、働き人の上にみ手の支えをお願いいたします。
神さま
私共には主の降誕を迎えるまでにたくさんの課題があります。
主にある交わりの中で、人々に安否を問い、また寂しさの中にある人を励まし、病める人を見舞い、あるいは手紙を書き、祈ること。
社会福祉、社会実践、平和や人権を守る戦い、開拓の教会などのことを覚え、学び、祈り、献げる備えをなすこと。
どうか私たちが、クリスマスを備えをもって待つ群れとなることを得させて下さい。
今日、12月の役員会が開かれます。役員の務めは教会の大切な務めです。選ばれた器を一人ひとり祝福して下さい。弱る時には助け、励まし、その務めを通して示される恵みを増し加えて下さい。会員がこのことを覚えて支えることができますように。
病める友の上にみ手を伸べ、痛み、苦しみ、不安、苛立ちに打ち勝つ上よりの力を備えて下さい。
またその家庭の上にあなたの救いを示して下さい。
結婚への備えの時を過ごしている若い兄弟姉妹を祝福して下さい。(サイト記:12月10日にT姉結婚式、健作さん司式)
一人ひとりがこの場に携えてきた祈りを省みてお聞き下さい。
この祈りを主イエス・キリストの名によってみ前に捧げます。アーメン
(1983年12月4日 牧会祈祷 岩井健作)