人生とリズム(2003 川和・教会案内)

2003.4.27 掲載誌不明(川和教会代務者、健作さん69歳)

 生活にはそれぞれリズムがありますよね。

 サラリーマンは、朝早く起きて満員電車に揺られて、疲れて夕方家に戻る。

 子供たちは学校生活のリズムに乗れると元気が出ます。
 ある小児科のお医者さんが、診察室にくる子供たちの健康の異変に気がつきました。環境からくる精神疾患が多いのです。子供は夜9時までに寝かせよう、それがその先生の対抗処置でした。子供が生まれて持っている体と生活のリズムを整えることが生きることの基本だ、という考えです。

 そういえば赤ちゃんをはじめ、子供のリズムは遊びの基本です。「イナイイナイバー」「カゴメカゴメ」「ジャンケンデホイ」。子供の大好きなお話「おおきながぶ」や「三匹の山羊のがらがらどん」は言葉のリズムを持っています。

 さて、聖書を開けると、一番はじめに出てくるのが、このリズムの話です。聖書の冒頭、創世記に「天地創造の物語」があります。古いバビロニア神話を素材にして、紀元前6世紀ごろまとめられた、イスラエル民族の自分達の信仰を言い表した物語です。現代の科学的思考でではなく、その当時の人達の生き方の表れだと読むと実に味わい深いものがあります。「朝となり夕べとなった」というリズムがあります。「六日働いて七日目は休んだ」というリズムがあります。古代人は神との関わりを「リズムが与えられること」と理解したのです。

 教会では毎日曜日、礼拝があります。「日曜と週日」「ハレとケ」「神と人」「生と死」「聖と俗」。人生の両極のような事柄をリズムとして生きていくことが、教会に行ってみるということではないかと思います。

 聖書を読むことも、そんなリズムを把握することではないかなと思っています。