2000.6.27、神戸教会いずみ幼稚園

あじさいの色が鮮やかな梅雨の季節、味わいをもってお過ごしのことと存じます。
さて、下記のようなお手紙を、戴きました。私も前から気にはなっていました。このようなお手紙を戴く前に、きちんと考えるべきであったと、反省をしています。
匿名で、このようにお書きになるまでには、随分心の内で温めておられたのだと存じます。「腹立たしくおもっていた」という気持ちにそのことを思います。
「迷惑をかけているという認識も無く」「何の配慮、遠慮もありません」という言葉は、心して聴くべきことと存じます。自分の立場からだけではなく、相手の立場になって考えてみることは、日頃から子供達にも教えていることです。
このような「お手紙」をきっかけにして、一層私たちの、成熟を心掛けたいと存じます。匿名なので、私からこの方に、お詫びも申せませんが、これからも、幼稚園の「おかえり」の時間には、お通りになっているのだと思います。
地域の方々には、いろいろな意味で、ご迷惑をかけつつも、なお子供の成長を見守って下さるよう、折りあればお願いもしたい思っています。
保護者の方には、どうか、このお手紙の意を組んで戴きたいと存じます。
2000年6月27日
神戸教会いずみ幼稚園 園長 岩井健作
