雑感・日誌(4)(1995 週報・労働聖日・震災から103日)

1995.4.30、神戸教会週報、復活節第3主日
労働聖日・働く人の日礼拝

(神戸教会牧師18年目、牧会37年、健作さん61歳)

ヨハネによる福音書 21:1-8、説教「ペトロ、漁に行く」

(サイト記)前週4月9日は伝道師の説教(割愛)。前々週の「雑感」(4月16日週報)」に続き、この時の「雑感」は次週まで続きます。この日の説教テキストは今後見つかれば追加します。


雑感

4月18日(火)

 午前、頌栄人間福祉専門学校チャペル礼拝。

 地震にも無事だったパイプオルガンの音が美しい。

 奏楽は学生の奉仕・立山純子さん。

 Ⅰコリント12章14節以下「体は多くの肢体から成る」の聖句を学ぶ。


 夜、教区常置委員会。

 被災教会の財政と教区・教団の連帯が主な議題。

 困難ではあるが、被災教会の自立があって、はじめて連帯のあることを痛感する。


4月19日(水)

 今年から神戸市私立幼稚園連盟の中央区選出の理事を引き受け、運営委員会に出席。兵庫区からは石井幼稚園の船越和夫園長が参加、心強し。

 私立幼稚園連盟の設置者や規模の多様性の尊重が連盟の運営に大切なことを訴える高羽の田川園長の発言をサポートする。

 各園震災後の運営に悩み多し。


 夜、祈祷会。船田啓子姉の証。

 それぞれ個性を大切にしつつ、学びのために家から離れていった子息、息女の成長に注がれている神の恵みと母の祈りをしんみりと聞く。


4月20日(木)

 教団震災救援の仮設住宅建設現場、兵庫本町公園でのアーチハウスの釘打ちを手伝う。


本町公園 岩井健作画

 府上・北里・菅澤、諸牧師が参加。

 50世帯、約200人のテント生活の世話人・川村宗治郎さんの話を聞く。

 住宅を失い、行き場のない者たちの視座から神戸の街作りを、ゆっくり、そして急いで考えねばならぬという。

 この者たちを置いてきぼりにしてはならぬ、と強調される。

 行政との厳しい戦いの予感あり。


 午後、ドイツ福音主義教会宣教師として旅立つ、鈴木重正牧師一家の送別会が主恩教会で。出席。


4月23日(日)

 教会総会は恵みのうちに終わる。

 夕まぐれ、下山手カトリック教会会堂廃墟のスケッチを独りでしていると、菱屋パンの店主さんがカメラを持って来訪。

 この教会が廃止になることが残念だとつぶやくように語っていた。


倒壊した下山手カトリック教会 岩井健作画

 廃止に心痛める方たちの手になる『下山手カトリック教会信者の声ー大阪教区「新生」について私たちの声を聞いて下さい』の小冊子をいただき、読んでいたので、一人の街の人の声は魂にこたえた。


4月24日(月)

 大阪水上隣保館・中村八重子理事長以下、職員のご好意による招待で、毎年行われる関西同信会に出席。

 被災地兵庫教区から行われた北里教区議長の訴えは、思想性もあり、緊迫感もあり、名文で中々よかった。


4月25日(火)

 下山手八丁目自治会の事務所倒壊の後、小西自治会長の切実な訴えで、教団のプレハブミニハウスを提供する話が委員会でまとまり、具体化することになった。

 下山手八丁目は440戸中、約170戸が全壊・半壊、死者5名。

 自治会の再建がお手伝いできれば、教団の活動は、町内の山手教会の働きと共に活かされるであろう。

(1995年4月30日 神戸教会週報 岩井健作)


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1995年 週報

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