2004年9月21日、データファイル
(日本基督教団教師、健作さん71歳)
岩井T前夜式における「有志」の祈り 岩井健作
かみさま
私たち親族の間に、あなたが、Tさんを遣わし、与えて下さっていたことを、
そしていることを感謝いたします。
いつも尽きることのなかった微笑み、
いつもその都度の状況に耐え、生き抜いた強い意志、
いつも身近なものに注がれたこまやかな配慮、
その振る舞いは鮮烈です。
私たちの両親の地上の看取りは彼女のライフワークの一つとなりました。
その労のあなたによるねぎらいを願い、信じます。
「神のなされることは皆その時にかなって美しい」
とはTさんが苦しい病床で「伝道の書を読んで頂戴」と言って傍らの親しい者が読んだ言葉です。
これは彼女が明確に語り告げたメッセージです。
親族にはこの聖書が語る新たなる「時の流れ」が始まりました。
特に、残された家族を想います。
食卓を囲んでいた二人は天上にあり、二人は地上にと分かたれました。
新らしい時の刻みが始まります。あなたの支えと導きとを切に祈ります。
それを包む親族に、信仰の力を与えて下さい。
この夕べ、慰めの祈りを携えて、遠くから近くから、お集まり下さった、
この席に集う一人一人の方の温情は、言葉には尽くせない感謝です。
深く心に刻み、ひたすらお受けすることをえさせて下さい。
この祈りをイエスの名によってお捧げいたします。アーメン