横浜港南台教会(2005 教会と聖書22)

「教会と聖書」42号(2005年8月1日発行)所収

(明治学院教会牧師、健作さん72歳)

 蔦に覆われた高速道路のガードをくぐり抜けると教会の角は交差点になっていた。意外と車の通りが多い。ここは横浜の西部人口10万の洋光台・港南台団地だ。「新興住宅地に開拓伝道を」との磯子教会の祈りによる家庭集会に、その後、神奈川教区の決議が合流し、それに近隣諸教会の参加が続き、25年前に生まれた教会である。

 14年前、1991年に会堂を献堂した。第二代・秋吉隆雄牧師の牧会が22年になる。会員137名、礼拝97名(2004教団年鑑)。

 団地に移ってきた諸教会員の教派的伝統が多様、まさに合同教会である。「神は固定的な信念や概念の中で出会うのではなく、私たちの現実の中で出会う、生きて働かれる神です。人間の罪が生み出す悲惨と、人間の愛がもたらす赦しとを生身の体で受け止め、苦闘し、喜ぶところにイエスはおられるのです」とは10年記念誌の牧師の言葉。

 この教会に籍があった信徒・小井沼国光・眞樹子牧師夫妻は二人共に献身をしてブラジル、サンパウロ福音教会で牧会。「支える会」がこの教会を本拠に活動を続ける。

 ホームページが整っている。予定表には「8月14日 平和聖日礼拝説教 岩井健作牧師」とある。

高座渋谷教会(神奈川県大和市)(2005 教会と聖書23)

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