神和教会 神戸市灘区

神和教会

子どもたちは、倒壊した会堂の屋根の傾斜ですべり台ごっこをしていた。1995年、私があの大地震後、最初に神和教会を訪れた時の光景だった。殉教に等しく亡くなった牧師小林健志は、

「仮設建物に関して私自身、教会としてではなく、震災後の混乱期に集まった子どもたちに贈られたもの‥‥、地域にもらったものなのだから地域に解放しよう‥‥と、教会員たちと語ってきた」

『大震災・市民編 1995』長征社

と言っている。子どもがたくさん出入りした仮会堂だった。遂に2000年、再建の新会堂が献堂された。ずんぐりと、地域に根をおろしたたたずまいだ。地域に根ざした教会。このメッセージを宿して、住宅地の陽射しが会堂に柔らかく感じられた。


兵庫県神戸市灘区大和町1丁目2−11 日本基督教団 神和教会